毎年夏になると、水の事故が多発し、7月8月の死者・行方不明者は、交通事故の死者数の1月分に相当するほどです。
子供が川遊びでというイメージがありますが実際はどうでしょうか?高齢者や海のケースと比較しました。
水の事故は子どもより高齢者川より海が多い?
平成29年中の交通事故による死者数は、3,694人ですので、月あたり307人となります。
一方、水難事故は7月と8月合わせて、死者・行方不明者248人に上ります。
発生件数が511件、水難者が647人で、248人の方が、死者・行方不明者になっていることから分かりますように、
水の事故は発生すると、直ちに生命にかかわってくるという点に特徴があります。
水難者647人中、子供(中学生以下)は、約20%の130人で、ニュースで、
見聞きしている印象よりは少なく、意外にも65歳以上の高齢者が、142人と子供を超える数です。
さらに、水難者のうちの、死者・行方不明者で比較すると、子供14名に対し高齢者103名と7倍以上にもなります。
場所別では、海が約58%、河川が約30%であり、水遊びや水泳中に発生しています。
特に死者・行方不明者では、海での魚とり、釣りでの事故が多くなっています。
ニュースを聞いてると、プールでの事故や、子供の川遊びの事故が大きく報道されますが、
現実には、海、高齢者に注意を払う必要があることが分かります。
海での水の事故が多い原因
海での事故が多い原因は、転落等のおそれがある場所で、魚とり・釣りをしたり、
水藻が繁茂している場所、水温の変化や水流の激しい場所、深みのある場所などでの
水泳や水遊びをすることが危険につながっています。
さらに風雨、落雷などの予想もしない天候の変化、
河川では上流での降雨による増水などに気をつける必要があります。
高齢者については、体力を過信して、無理をする、
バーベキューなどで、飲酒したときに、勢いで、水に入るなどでの事故があります。
もちろん、子供については、一人では水遊び等をさせず、幼児や泳げない学童等には、
保護者が目を離さないことが大事です。足首程度の水であっても、
幼児は溺れてしまうということを認識しておく必要があります。
夏を迎えるにあたって、各所から水の事故の注意や訓練が発信されています。
水の事故に関するネットの声
地域役員の方や市職員の方とため池での子どもの水難事故等が発生しているので転落防止棚や注意看板などの点検を行ってきました。 pic.twitter.com/47Jip0ZYbM
— 塚本ひろみち (@hiromichi1107t) 2018年6月22日
【水難救助訓練】#兵庫県警察 では、水難事故が増加する夏を前に、県内各地で #水難救助訓練 を行い、救助技術の向上を図っています。
皆さんも、万一の事故に備えて、水辺では #救命胴衣 を着用しましょう! pic.twitter.com/HmwKCJK04U— 兵庫県警察ツイッター (@Hyogo_Police) 2018年6月22日
【水難事故防止】初夏に入り、気温も急上昇!涼を求めて海に出かけたくなりますね。でも、人工岬のヘッドランドでは、絶対に遊ばないでください。この周りでは、離岸流という沖に向かう強い流れが発生しやすいのです。危険な場所は避けて、監視体制や救助体制がある安全な場所で遊んで下さいね。
— 茨城県警察本部(公式) (@ibarakipolice) 2018年6月21日
水路やため池の水位が高くなるシーズン‼
水難事故には気をつけましょう🤚https://t.co/DV0l4pUqSW#岡山市#okayama#ミコロ#ハコロ pic.twitter.com/r6qhj2EYl2— 岡山市 (Okayama_city) (@Okayama_city) 2018年6月19日
【子どもの安全対策】水難事故は、海や川だけでなく用水路や小さな池など、身近な水辺でも発生します。子どもだけで水辺に近づかないよう教えましょう。通学路にそうした場所がある場合は、 十分に注意するよう言い聞かせてください。
— セコム (@SECOM_jp) 2018年6月18日
水難事故防止【離岸流】りがんりゅう・『岸から沖方向へ向かう危険な強い流れです。』✴https://t.co/QCaIHsvZj9✴海上保安部情報pic.twitter.com/zS4vRcF9MR
— 匿名ー探偵事務所【桜🌸】 (@tmneo100) 2018年6月25日
*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。
毎年この季節になると、訓練を行ったり、各方面から水の事故に関する注意が喚起されます。
でもなかなか減らないですね。
まとめ
水の事故の統計から子供上に高齢者の行方不明・死者数が多く、
海の事故が半分上であることが分かります。
もうすぐ梅雨が終わり、いよいよ海や川で思い切り活動できる季節がやってきます。
以上に書きましたように、水難事故は直ちに生命にかかわってくるということを頭においてもらったうえで、
子供も高齢者もギラギラした夏の太陽の下で大いに楽しんでもらいたいと思います。
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