熱中症対策飲料として、トマトジュースが注目され、トマト飲料全体としても販売量が大きく伸びているようです。
その3つの理由を調べたうえで、最強のトマトジュースを選んでみました。
熱中症対策にトマトジュースがいい3つの理由
2009年に厚生省が職場での熱中症対策として、0.1~0.2%の食塩水、ナトリウム40~80mg/100mℓのスポーツドリンク又は経口補水液等を、
20~30分ごとにカップ1~2杯程度を摂取することが望ましいとのガイドラインを示しました。
暑さにうだる今年の夏、スポーツドリンクばかり飲んでいては、糖分を取り過ぎでは?とかもう飽きたなどの声が聞かれます。
そこで、登場したのが、「熱中症対策」と銘打ったトマトジュースです。
従来のトマトジュースというと、リコピンなど栄養はあるかもしれないが、暑いときに水分補給するには濃厚すぎるとか、
塩分が効きすぎているのではというイメージで水分補給しようという気にはなりませんでした。
これを覆して、熱中症対策用トマトジュースとして発売されたのが、
「GREEN DA・KA・RA すっきりしたトマト」(サントリー)と「さらっと。トマト」(ダイドードリンコ)です。
濃厚でなく、さらっと飲みやすく、量も350gで十分に水分補給ができる上に、ガイドラインに沿った塩分が含まれています。
さらに、トマトにリコピンが含まれているために疲労回復効果も期待できるという3拍子揃った酷暑の夏に最適の飲料となっています。
トマトジュースが最強なの?1番はどれ?
では、各種あるトマトジュースのなかで、夏の飲料として1番はどれなのでしょう?
知名度が高いカゴメのトマトジュースやダイドーの今までのトマトジュースと熱中症対策トマトジュースの成分を比較してみました(各社ホームページより)。
商品名 | GREEN DA・KA・RA すっきりしたトマト | さらっと。トマト | カゴメトマトジュース | カゴメトマトジュース食塩無添加 |
---|---|---|---|---|
メーカー | サントリー | ダイドードリンコ | カゴメ | カゴメ |
容量 | 350g | 350g | 190g | 720ml |
100gあたりの栄養成分 | 濃縮トマト、レモン果汁、食塩など | 濃縮トマト、レモン果汁、食塩、粗製海水塩化マグネシウム | トマト、食塩 | トマト |
エネルギー(Kcal) | 23 | 25 | 22 | 20 |
食塩相当量(g) | 0.1 | 0.10~0.19 | 0.26 | 0 ~0.04 |
内:ナトリウム(mg) (厚生省推奨40~80mg) | 40 | 40~74 | 102 | 0~15 |
リコピン(mg) | 2〜9 | 3.7 | 8.26~14.2 | 8.1~14.9 |
従来のトマトジュースは塩分がガイドラインの上限を超えており、無塩をうたったトマトジュースは当然ながら、ガイドラインの下限を下回っています。
上限が設定されているのは、塩分の取りすぎを懸念しているためのようです。この基準はもともと汗をかく職場での熱中症対策として示した基準ですので、
たいして汗をかかないケースでは、塩分を取り過ぎてかえって体に悪いということも考えられます。
ガイドラインに従うなら、「GREEN DA・KA・RA すっきりしたトマト」と「さらっと。トマト」がいいようです。
両者の成分を比較すると、甲乙つけがたいのですが、ナトリウムの量が「すっきりしたトマト」がガイドライン下限ギリギリなのに、
「さらっと。トマト」がばらつきで、下限上限の中に含まれているということで、数値だけ見ると「さらっと。トマト」になります。
あとは、それぞれの味の好みで決めれば良いかと思います。
その他酷暑の夏対策として、筆者が今年好んだのは、ソルティライチ(KIRIN)です。
繊細な甘みと芳醇な香りのライチと、まろやかな沖縄海塩の組み合わせで、
塩分と水分を補給でき、おいしく熱中症対策ができるとうたっています。
さらに、トマトジュースと違い、冷凍庫で凍らせて、ちびちび飲めるという点が気に入りました。
リコビンは含まれていませんが、普通のスポーツドリンクより数段飲みやすいとも感じました。
トマトジュースはいいの?ネットの反応
ただ、時々無塩トマトジュースしか無い時は、困った
前は無塩トマトジュースばかり見た時期もあったのにね
時代は変わった
色んなメーカーの
トマトジュース
飲んでますよ
まあこの飲み物は
好き嫌いが結構あって
飲まないひとは必ず
いますね
この番組は以前からトマトはいいとことあるごとに言っていた。よく見ている人にとっては既定の事実
出典:ヤフコメ
すでにトマトジュースの効果を良く知っているひとから、トマトジュースなら何でも良いと思っていたひとまで、様々です。
身の回りをみて。トマトジュースが異常に売れていることに気づいていたひとも何人かいます。
まとめ
熱中症対策にトマトジュースがいい3つの理由と最もお勧めの銘柄について書いてきました。
筆者も、大腸検診でスポーツドリンク様の飲み物をいやというほど飲まされてから、
スポーツドリンクを飲むたびに気分が落ち込んでいたので、この夏、このトマトジュースに飛びつきました。
トマトジュースは、高いというイメージもありましたが、120円ほどで買えるようになっています(350g)。
熱中症対策か、リコビンなど栄養素を取るのを目的とするのか、塩分は取りたくないかなどで、
これからはトマトジュースも種類を選択する時代となったようです。
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