9日ぶりにタイの洞窟で無事が確認された地元サッカーチームの少年12人と男性コーチの早期救出方法が問題となっています。
洞窟の構造といつどのようにして洞窟の外へ救出するのかの情報をまとめました。
タイ洞窟の構造と少年救出方法
少年が発見されえたとのニュースに、ほっとしたとともに、
4か月分の食料を運び込んだというタイ政府の発表に驚きました。
少年たちが入り込んだ洞窟はどのような構造になっており、各国から援助を受けたタイ海軍救助隊は、
どのように救出しようと考えているのでしょうか?まとめてみました。
少年らは洞窟に持ち込んだスナック菓子を少しずつ分けて食べるなどして、比較的元気な様子ですが、
少年らがいる入口から約2キロ先までには水没している区間が相当あり、
必死の排水作業を行っても、流入する水のために、水位は思うように下がっていません。
まず現在の洞窟内の構造を見てみましょう(theguardian.com2018/6/4参照)。
洞窟の地形と構造
A. 洞窟への入口。6月23日に少年の母親が、行方不明を届け出た後に、自転車とサッカーの道具が見つかった場所。
少年サッカーチームは、トレーニングの後、コーチと一緒に自転車でここに来た。雨季に洞窟に入ることを警告する標識が外側に立っている。
B.救助のベース。入口から約700メートルの空間は、タイ海軍よって率いられた救助隊が活動拠点としている場所です。
C. モンクの合流点。入口から1,500メートルの場所で、日曜日に救助隊が達した。
気象条件が変化し、ポンプ排水で、水位が下がり、視界が改善され、ダイバーがガイドロープを固定できた。
D. パタヤビーチと呼ばれるより高い地面の目印地点。救助隊が最初に少年チームが見つかることを期待した場所。
しかし、救助隊がそこに到達したとき、「ビーチ」も浸水していた。
E. 少年たちはさらに約200メートル離れたところで発見され、正面入口から2キロ(1.24マイル)、
地表から1キロメートル下にある水に囲まれた棚に潜んでいた。
英国からの2名の専門洞窟ダイバーが発見した後、少年たちのところに、看護師や食料や水を供給するための救助隊員が訪れました。
現状は洞窟には急激なモンスーンによる水が氾濫しており、暗く、狭い場所で、救助者がスキューバギアを運んで通過することができません。
どの少年も泳ぐことも潜ることもできません。
非常に危険な脱出に身をさらすか、または水位が下がるために何ヶ月も待つかというジレンマに陥っています。
次に現在考えられている具体的な救出方法について見てみましょう。
具体的救出方法
1.少年たちは特別なフルフェイススキューバマスク、ウェットスーツ、ブーツ、ヘルメットからなる装備を着用する。
2.彼らは海軍の救助ダイバーが担ぐタンクからホースを通じて、酸素を供給される。
これにより12-リットルのタンクを背負う必要がなくなる。
3.ダイバーは、すでに経路に沿って固定された8mmのロープに沿って、少年をガイドする。
ダイバーはタイ語を話し、少年たちを落ち着かせる。
4.ルートに沿って空気で満たされた「ステージタンク」が配備されている。
今後モンスーンの豪雨が予想されており、水位がさらに上がる恐れもあり、救助作業を急ぐ必要があります。
救助隊はすでに、少年らに潜水技術の「伝授」を始めたようですが、救出を開始するには、
少年たちの健康の回復とともに、潜水技術の「100%」習得が必要条件だとされています。
この事件についての日本のネットの反応を見てみましょう。
タイ洞窟閉じ込めに関するネットの反応
CNNやBBCではタイで洞窟の中で生存が確認された少年達の続報が❗️4ヵ月分の食糧が運ばれ、9日間食べてなかったので柔らかい物を少しずつ食べてる。どうやってこの子達を洞窟から救い出すかが今後の課題‼️ビデオや写真も公開されて子供達の笑顔に人間の強さを感じました。頑張れ💕
— マルチリンガ一ルタイ語に挑戦中🇹🇭 (@6multilingal) 2018年7月3日
スナック菓子が13人の命を救った。タイ洞窟に9日間閉じ込めhttps://t.co/9bdkNbccwd
— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2018年7月4日
タイ洞窟の少年救出、待つも潜るも難題 水中洞窟の潜水経験もあるナショジオ写真家に聞きました。脱出するには潜水に挑むか、4カ月待つか。いずれも危険が伴います。 #ナショジオニュース #ナショジオ #タイ #洞窟 #潜水 https://t.co/HuTPgwGTvP
— ナショナルジオグラフィック日本版 (@NatGeoMagJP) 2018年7月4日
【タイ 洞窟内の潜水はリスクも】タイの洞窟で救助を待つ13人に潜水指導が始まったが、専門家は「洞窟の中の潜水はすごくリスクがあって大変」と指摘。暗さでともに潜水する相手の状況が判然としないためという。 https://t.co/P0ljNOj6by
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年7月4日
タイ人と日常接していると感じるのはまさにこれ。なぜそもそもこんなことに?は気にせず、困っている人には何も言わずに手を差し伸べる。https://t.co/ilUZk6TPsQ
— あんでぃ@バンコク (@andy_bahkutteh) 2018年7月4日
タイの何が凄いって、洞窟に閉じ込められた子供達の親が公の場所に出てきても、袋叩きにされてない所だな。手ぐすね引いて『自己責任』と叫びたい方々が待ち構えてないように見える。よく知らんけどその辺りに微笑みの国と呼ばれる理由があるんだろう。
— 中トロ議長 (@ratenkeidesu) 2018年7月4日
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早期に救出されればとの願いと、このような事態でもパニックにならないタイの国民性に感心しているようです。
さらに、各国がかなりの数の専門家を派遣して援助しているのに、日本としてもっと何かできないのかという声もありました。
まとめ
洞窟の構造は複雑で、深い水位の場所もあるとともに、
豪雨の時期も迫っているなど、救出条件はかなり厳しいようです。
とにかく、少年たちの安全を第一にできるだけ早い救出完了、
母親たちとの再会を願いたいと思います。
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