世界的なエコブームを発端に、日本では数年前から大手チェーン店のレジ袋の有料化が
加速していったのは肌で感じましたよね。
更には小売店にもレジ袋の有料化を義務付ける方針が、環境省から発表されました。
企業や国にとっては環境に優しいとのイメージがつく一方で、その対策自体が
無意味なのではないかという声が上がっているのも事実です。
そこでレジ袋の有料化について、有意義なのか無意味なのかという問題についてまとめてみました。
レジ袋の有料化は無意味か?
【コンビニ レジ袋有料やむなし】https://t.co/tE22l3I2Ag
レジ袋有料化について、日本フランチャイズチェーン協会は「コンビニにはなじまないが、プラ削減のためにはやらざるを得ない」との認識を示す。ただ、コンビニでエコバッグを持ち合わせている客は少ない。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年3月19日
レジ袋の有料化は無意味なのか、について考えてみました。
そもそも何故突然「レジ袋の有料化」が打ち出されはじめたのか?
それはずばり「ゴミを減らして、温室効果ガスの排出を削減しよう!」という世界的な環境保全への認識の高まりからです。
京都議定書やパリ協定など、ニュースでは度々耳にすることがありますよね。
レジ袋・ビニールが環境や人体にとってマイナスだと思われている要素を簡単にまとめました。
・石油資源の無駄使いである。
・多くが使い捨てになるのですぐに大量のゴミになり、処分するのにも多額の税金が掛かる。
・ゴミを燃焼し、更に不完全燃焼だった際に化学物質を排出する事で、大気汚染につながる。
・軽いので飛散しやすく自然分解しないので、海や山などの環境破壊になる。
・不法投棄によって捨てられたビニールを海や山の生物が誤飲してしまい、犠牲になってしまった例が多々ある。
ここまで聞くと「是非レジ袋の有料化を実践しよう!」「無意味なんて言っている場合じゃない!」という様な気持ちになりますね…
そんな中で、レジ袋の有料化は無意味なのではないかという議論がなされているのは何故なのでしょうか?
そこには衝撃の事実が…
そもそもレジ袋に使用されている原料はポリエチレンで、ポリエチレンを燃やして排出されるのは二酸化炭素と水だけ。
なので環境破壊には繋がらないという考えがあるのです。
更に石油資源の無駄使いであるという訴えにも、主要な石油製品の残り分を材料として使用している為、コストが安く無駄もないという反論も。
レジ袋の石油消費量は、全体の0.2%に過ぎないというデータもあるため、レジ袋を全てなくしたとしても石油使用量の大削減にはならないのです。
そもそもレジ袋は生活していく上で必要不可欠であり、有料化になったとしても消費者は別の場所で
同じ分を購入するだけなので、レジ袋の有料化は無意味であるという声が上がっている様です。
レジ袋もプラスチックも、ついまとめて同じ様な物だと思ってしまいますが、原料が違うと燃焼した際に排出される化学物質まで違うとは驚きですね。
環境問題については、自然を大切にするというひとりひとりのマナーが最も大切な気がします。
企業・小売店側の反応は?
実は一番レジ袋有料化の問題に直結している小売店。現場ではどの様な事が起こっているのかをまとめてみました。
・石油価格の高騰でレジ袋が高値になり、経費削減を呼び掛けていたので
良いきっかけになった。
・有料化になっても結局レジで販売する事が多いので、値段や枚数確認などお客様への
確認事項が増えることによる会計時の時間のロスが生まれる。
・大きなエコバッグの常用によって、万引きの被害がわかりづらくなってしまった。
・競合店がいまだに無料でレジ袋を提供している場合もあり、顧客心理からそちらの店舗への
買い流れに繋がってしまう。
・エコバック利用のお客様はエコバックに入る分しか商品を買わなくなり、以前よりも
一度に購入する商品量が減少する場合がある。
・有料にする事により、他店よりも質の悪いものを提供しないという方針から、
無料時よりも質の高い分厚いレジ袋に作り直す企業が多い。
実際レジ袋の枚数の削減には繋がっているけど、トータルすると消費重量は増えているという報告は、
このようなところからきている可能性が大きいですね。
「減らそう!」という目的と「サービス大国日本」との足並みを揃えるのはまだ難しいのかもしれません。
ネットの反応まとめ
出典:twitter
まとめ
レジ袋を有料化にする事ですぐに環境問題に効果があるのかと言われれば、
たくさんのプラスチック製品であふれている現在では難しいのかもしれません。
しかし地球上で環境破壊が進んでしまっているのも事実です。
これから先の環境問題を考えていく事は、様々な物資がある日本に
住むうえで必要なことだとも思います。
「意味がないから変える必要がない」のではなく、「では何を変えていけば良いのか」を
考えていく事が大切なのかもしれませんね。
私は有料になっても恐らく使うな。配らない!って決めた方がいい。何故しないのかは私たちへの配慮?そんな配慮をしなければ困ってしまうようなことをするつもり?
それは可笑しい。ちゃんと議論して実施する必要があるよ
それができたら金持ちは環境を破壊していいですよ。とはならないから。結局は庶民の負担がこうやって増えていくのです。庶民は無料で配られる袋も割り箸もストローも有り難かったはずです。特に袋は何度か使って捨てるとか。
私たちは今は自然のことを考えつつ人間らしく普通に暮らせてるけど、いつか私たち人間が一番の邪魔者であり、私たち人間がいる限り完全なる環境汚染から逃れることができないことを知ります。
自分はこれは小さいけど大切な一歩と見ています。
環境問題…、ウミガメが間違えて食べちゃうも良く聞きますが、身近なところだと風で飛ばされて街を駆け巡っていたりとか。
ばっちい街に住みたいですか?って時点でもう他人(他生物)ごとじゃないと思います。
それになんでも無料、サービスっていう出血覚悟の時代はそろそろ終わるんじゃないですか?
必要なら5円くらい払います。いや、もし有料の世界に住んでいたら1ロール買うかも。便利だし。ありがたい存在だし。
レジ袋が無料って当たり前の日本にいるからレジ袋にはお金を払う価値は無いってそれが当たり前になってそこからずっと脱却できないんです。
昔、マクドナルドがやたら大判振る舞いしましたが、そこからかなり苦しみました。レジ袋も割りばしもスプーンも同じです。
人間が何かしらの加工をしたものには何かしらコストが掛かっている訳で、使用者がそれに対価を払わなかったら誰が払うのですか?
レジの側にちょこんと「10円」とかって札と一緒に置いていいんですよガムの代わりに。
なんか半分経済よりな話になってしまいましたが、まあ、有料化すればちょっとは環境問題を気に掛ける人は増えると思うし、ペットボトルとかだって平行して企業努力してるんだから、消費者に出来ることなんなのっていったらまずはレジ袋ってことで。
それ以上に経済のあり方が大きく変わるんじゃないかなと思いました以上。
ご意見ありがとうございます!
確かに意識づけにはなりますね!
私もマイバック派です!(レジ袋をたたんで持ち歩いています。)
ストローやペットボトルも解決しなくてはいけない問題ですね。