毎年ニュースで耳にする、夏休みのプール事故。
気を付けてと声をかけるだけではなく、どのような原因で事故が起こってしまうのか
を理解していると、もっと詳しく子供達にも伝えられますよね!
そしてその中でもプールの排水溝が危険だという気になる情報も。
プール事故は排水溝が原因で起こってしまうのか?自分で出来る対策法は?についてまとめました。
プール事故は排水溝が危険?
ビニールプール、プール、川や海、ため池、排水溝などで溺れる危険性があります。
わずか10㎝の深さでも溺れる恐れがあります。(保育者のためのわかりやすい子どもの保健 より) pic.twitter.com/JYcSos7oOy
— 日本小児医事出版社 (@shoni_iji) 2019年6月21日
子供だけでも入れるような足のつく程度の小さなプールだと、大丈夫かなと
つい油断してしまうこともありますよね。
でも実は流れのな浅いプールでも、水難事故が起こってしまう可能性が潜んでいるそう。
毎年報告される重大なプール事故件数は30件ほどなのだそうですが、ヒヤリをいれると
その100倍程にまで及ぶのではないかともいわれています。
そのなかでもヒヤリでは済まない恐ろしいキッカケになってしまいやすいのが、プールの排水溝。
水深1.3メートル程の小学校にあるような標準的な深さのプールの場合、排水溝の大きさは1メートル程度です。
構造上の違いにもよりますが、予算の関係などでシンプルな構造の場合は、プール内の水を循環させて
フィルターを通し浄化させる排水溝が最低一か所に集中します。
この排水溝には、みんながプールに入って遊んでいる間にも常に吸引の流れがあります。
その排水溝にかかる水圧は、体感でいうとなんと
1.3トンの重りを足につけて飛び込むほど強い力に感じるのだそう…!
通常排水口には柵が付けられるなどの対策がなされているはずですが、
もしこれほどの水圧をモロに受けてしまったら、子供に限らず大人でも抜け出すことは難しそうですよね。
この強烈な水圧を受けてから抜け出そうとすると、危険な水中でさらにパニックに陥ってしまうという悪循環が起こり
さらにその流れから抜け出せなくなってしまうのです。
考えただけでも恐ろしいです。。
子供には排水溝には近付かない、あまり長くプールに潜らないということを守ってもらうことが大切ですね。
プールの水難事故を防ぐために出来ることは?
まず最初に大切なのは、基本的ですが叶えてくれます。必ず準備運動をするということです。
準備運動をせずにいきなり水に入ると、足をつってしまったり心臓に負担がかかり水中で意識を失うなどの
水中での事故のキッカケになる可能性が。
暑い日に入ることが多いプールには、体調が完全でない時にはなるべく入らないのも大切です。
つい忘れてしまいがちな水分をしっかりととって、熱中症予防にも気を付けたいですね。
そして水遊びは体力を使うからとたくさんお昼ごはんを食べて、すぐにプールに入るのも危険だそうです。
人は満腹で胃が膨れると、臓器が圧迫されます。
血液の循環が妨げられることによって、水中で意識障害を起こしてしまうとこわいですよね。
同時に食べ物が消化されるときには、身体のなかで酸素が大量に消費されます。
酸素消費量が増大しているときに水中にもぐるのは大変危険なので、食後の休憩はなるべく長くとることが大切です。
基本的なことばかりですが、当たり前のことを当たり前に守って、羽目を外さずに安全に遊ぶ。
これらが事故を防ぐためには大切なのかもしれませんね!
【ウォータースライダーでの衝突事故に注意!】プール施設にあるウォータースライダーは、思った以上にスピードが出やすく人同士がぶつかると大きなけがにつながります。滑るときは、前に人がいないことを確認してからスタートし、滑り終わったらすぐにその場を離れましょう。https://t.co/DgFOpBZRPa pic.twitter.com/hasN5198pp
— 消費者庁 子どもを事故から守る! (@caa_kodomo) 2019年6月13日
ネットの声まとめ
出典:twitter
まとめ
みんなが大好きな夏のプールあそびも、危険を理解して楽しむということが大切ですね。
子供もしっかり気を付けて大人がきちんと見守る。
このことを忘れずに、今年の夏も楽しい思い出をたくさんつくりたいですね~!
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