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日大アメフト部再建は水野弥一元京大監督なら可能か?4つの懸念点とは?

悪質反則問題で大揺れした日大のアメフト部再建の監督に、日大OBの推薦を受けた水野弥一元京大監督(78)が
有力と言われています。果たして名将水野弥一氏に日大アメフト部再建は可能でしょうか?懸念点も含めて可能性を見て行きましょう。

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日大アメフト部の再建は水野弥一元京大監督なら可能となるか

まず水野弥一元京大監督とはどんな人物かを見て行きましょう。

水野弥一元京大監督とは

1974年 京大アメフト部監督となった。
アメフトの経験のない初心者を猛練習で鍛える手技で京大アメフト部を強豪チームに育て上げた。
1983年 日大を抑え、甲子園ボウル初優勝。以降優勝6回、ライスボウル優勝4回を誇る。
この時期、日大の名監督篠竹幹夫と覇を争うライバルであった。
2008年 京都市教育委員長に就任。
2011年 京大アメフト部監督勇退。
2012年 追手門学院高等学校 アメフト部監督に就任。
2014年 追手門学院大学アメフト部監督に就任、ブロック優勝するも1部昇格は果たせず。
2014年5月 第1回大学世界選手権大会(スエ―デン)日本代表監督として、準優勝。
2015年2月 連れてきたコーチと部員間の摩擦で、監督辞任した。
2016年1月、第3回日本アメリカンフットボール殿堂入り。

1983年から1990年代にかけてが、京大アメフト部の黄金時代だが、1996年以降 リーグ優勝から遠ざかっている。

<監督就任の前提>
関東学生連盟、日大第三者委員会が認定したように、悪質な反則は内田前監督らの指示であり、
騒動勃発後に日大関係者の選手へ口封じなど不当介入もあり、
これまでの指導部の排除は不可欠な前提です。水野氏もコーチ陣選定権を要望しています。

水野氏が監督就任することで考えられるメリットは?

監督就任のメリット

1. 京大が日大と覇を争っていた時代に、篠竹監督が率いた日大のすごさ、偉大さを肌身で知っている。
2. 素人集団を1から教育して京大アメフト黄金時代を築いた教育のプロである。京都市教育委員長の経験もある。

3. 問題となった試合を観戦しており、日大の選手指導部の一部始終をみて、監督として何をすべきかが分かっている。
4. 日本大学としても、今回の事件で受けた悪いイメージを払拭できるインパクトのある人事となる。

水野氏監督就任で懸念される4つの点

監督就任の懸念点

1. 年齢が78歳と高齢であり、選手とともに汗を流す昔のような指導ができるか?
また大病も経験されたと聞きます。
2. 京大監督時代も黄金期を過ぎてからは、リーグ優勝から遠ざかるなど、再建はできぬまま、監督を辞任した。
現在の日大を再建できる監督としてベストの選択か?
3. 常に選手、コーチとの関係が良い訳ではない、特に京大監督勇退後、
追手門学院大学時代には、学生側から監督更迭を求められている。
4. 今回の問題が日大全体の体質から来ているとすれば、
アメフトの指導部一掃だけで、物事が解決しない可能性がある。

どのような指導を目指すかという意味で、水野弥一氏の名言の一部を見てみましょう。

ベストは尽くすもんじゃなく、越えるもんや。

しんどいことはしんどいんだ。しんどいことをなにも明るく楽しそうにごまかさなくていい。
しんどい現実をしっかり受け止めて、それに向かって闘うことや。それが挑戦するということや。

試合でみじめな思いをするのがいやなら、その分練習でよく泣いておけ

ケガしてるのに無理して練習せんでええ。大事なのは最終的に一番よく練習ができるようにすること

戦って勝つのはもちろん必要だが、その前に個々の人間が大事だということをおっしゃっているように思えます。

一方、日大にも「ショットガン隊形」を導入。2003年3月、定年により退職するまでの44年間の監督在任期間中、
日大アメフト部の黄金時代を築いた篠竹幹夫監督に以下の名言があります。

トラブルがあった時こそ、冷静であらねばならない。
これは指導者、上に立つ者の義務である。

勝っても負けても淡々と。

この伝統がしっかり守られていれば、今回のようなことは起こらなかったのではとも思えます。

次に水野弥一元京大監督日大アメフト部監督に?へのネットの反応を見てみましょう。

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水野元京大監督が日大アメフト部監督に?へのネットの反応


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年齢や過去の事のことで就任に懸念の声もありますが、応援したいとの声が多数上がっています。

まとめ

水野弥一元京大監督が日大アメフト部監督に就任した場合再建は可能か可能とすればその条件を見てきました。

いくつか懸念点はありますが、今の日大の状況を大きく転換させるには、
水野弥一元京大監督の名声と、強力な指導体制なしでは不可能かもしれません。

アメフトをやるものに、勝つことより大事なことがあることを選手だけでなく、
スポーツ部全体に植え付けて、はじめてこの人選が成功だったといえるのではないでしょうか。

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