テニスのアンディ・マリー選手の引退が発表されました。
忘れもしません、2016年ジョコビッチの牙城を崩した強かったマリー選手が
2019年全英を最後に引退するという報道。
引退の理由はやはり怪我でしょうか?詳細を調べました。
また他のBIG4についてと、マリー引退の海外の反応をまとめました。
マリー引退理由の3つ!
アンディ・マリー選手の引退理由についてまとめました。
まずは簡単な戦績から紹介していきます。
現在230位まで落ちたのですね。
世界ランキング推移は以下。年間の最終ランキングとなります。
2003年:539位
2004年:411位
2005年:64位(プロ転向)
2006年:17位
2007年:11位
2008年:4位
2009年:4位
2010年:4位
2011年:4位
2012年:3位
2013年:4位
2014年:6位
2015年:2位
2016年:1位 (ツアーファイナル優勝。記録を作っていたジョコビッチの1位継続をついに崩した)
2017年:16位
2018年:240位
2019年:230位(1月現在)
参考:https://goo.gl/zpsuFs
このようにプロ転向からトップ10までが4年以内というのは、フェデラー、ジョコ、ナダルといった本当に指折りの選手だけです。錦織選手は7年です。
たぐいまれな才能といっていいでしょう。
個人的にも、マリー選手はラケット破壊けっこうしますが、
つらい幼少期を超えてきて(お金持ちではありますが、あの銃襲撃事件の被害者です。8歳のときに通っていた小学校で児童16人、教員1人が射殺されたダンブレーン事件)
そんなトラウマを抱えつつ、途中で酒も断って、人生を成功させた尊敬できる選手であります。
数字を錦織選手と比べても面白いです。
マリー選手
錦織選手
数字を見ても1stサーブでのポイント率が3%も高いのは凄いことです。
リターンでも1stサーブのリターンポイントが4%も高いのは、リターンが強いことの証となります。
と、前置きが長くなりましたが、引退理由2つです。
臀部の慢性故障が治らない
先日の会見でも
「調子は良くない。ここしばらく、苦労してきた。もう20カ月ほどずっと、ひどい痛みを抱えてきた。できることはほぼ全部やったが、あまり効果は出ていない」
と発言しています。
2018年1月に手術をしていましたが回復できず苦しんでいました。
故郷である全英で区切りをつけるならつけたい
マリー選手は、イギリス出身です。
スコットランド独立問題の時にも発言して波紋を呼んでいましたが…それは置いておいて
やはり故郷である全英で区切りをつけたいという思いが強いようです。
BIG4の年齢と引退
BIG4は、男子テニスの牙城といっていいでしょう。
この4人を倒したら本当に金星です。
キャリアがすごく怪我をしても不死鳥のごとく蘇り、悪く言えばゾンビのように凄いです。
フェデラーもナダルもジョコビッチも、「もうダメか」と怪我をした後、蘇ってきました。
彼らの年齢を並べると
フェデラー :37歳 今年38歳
ナダル :32歳 今年33歳
ジョコビッチ:31歳 今年32歳
マリー :31歳 今年32歳
となります。
テニスはサッカー以上??かもしれないほど、見ての通り激しい運動量です。
正直フェデラーがこの年齢でやっているのが異常中の異常です。
普通は30歳くらいから怪しくなるものです。
36歳で復活したフェデラーを見て本当にうなる思いです。
しかも、双子が2組もいます。
抱っこしてて、膝や腰を悪くする一般人多いですよね…(育児は全部任せているかもしれませんが、休日はいいパパやってそう…)
話それましたが、1番若いマリー選手が1番に引退するという(一応ジョコビッチより7日早生まれ)ことになってしまいました。
マリー引退の衝撃に海外の反応
以下、ディミトロフのコメント
Tennis will come to an end for us all but the friendships will last a lifetime. What you’ve done for the sport will live on forever. I’m hoping for a strong and healthy finish for you, my friend! @andy_murray pic.twitter.com/Bcs0cdllJp
— Grigor Dimitrov (@GrigorDimitrov) January 11, 2019
– グランドスラム制覇3回
– オリンピック金メダル2回
– ATPファイナル制覇
– 2016年世界No.1
– 14xマスターズ1000タイトル
– グランドスラム決勝8回
– 合計ATPタイトル45
彼の世代は最高だった!彼がずっと長く続けられないことは残念、しかしうまくいけば彼はそれ以上の苦痛なしで今後の人生を生き始めることができる。
信じられないほどのトレーニングをした人です
出典:twitter
まとめ
マリー選手は感情の起伏がそれなりに激しい人でした。
悔しい時は本当に悔しがり涙し、時にラケット破壊し、
嬉しい時は本当に喜び、2016年にジョコビッチを破りランク1位をとった時は、彼のファンではないですが
努力をし続けた人が報われた瞬間を見たことで(テレビですが)非常に嬉しかったのを覚えています。
その彼が、引退会見で「もうプレーが出来ない」と突っ伏しそうになり涙する姿に、人間の栄枯必衰を見、涙せずにはいられません。
ジョコビッチと同じ世代で、テニス界を盛り上げたマリー選手、
どうにか全英まで頑張って欲しいところであります。
全豪・全英では毎回応援したいところであります。
この記事へのコメントはありません。