ボクシングスーパーフェザー級王者でPFP最上位候補として名高いロマチェンコ選手がプロキャリアで唯一負けた相手がいます。
第2戦目のWBO世界フェザー級タイトルマッチで対戦したサリド選手です。
この負けに対して、「おかしい!」という声も実は多いんです。
いったいどこがおかしいのか、サリド戦負けの内容を見ていきましょう!
ロマチェンコのサリド戦負けの内容とは?
ロマチェンコ選手が唯一負けたサリド戦、いったいどんな内容だったのでしょうか?
プロ2戦目として挑んだWBO世界フェザー級タイトルマッチ・サリド戦。
「プロの厳しさを教えてやる」と放たれた言葉通り、サリド選手による厳しいプロの洗礼をロマチェンコ選手は受けてしまったようです。
具体的な内容としては、サリド選手の確信犯とも言える体重超過、試合では頭突きやホールド、クリンチで乱戦を挑んできました。
ロマチェンコ選手は「精密機械」の異名通り、優れた技術やフットワークで相手を圧倒するボクシングをする選手です。
ダーティな泥仕合を好まず、プロの経験もほぼないに等しかったロマチェンコ選手はサリド選手の術中にはまり、敗れてしまいました。
この負けに対して、おかしいんじゃないかという批判も当時は多かったです。
たしかに、体重超過をしていますし、試合内容もかなり荒れていたと思います。
正々堂々戦っていたかというと、そうではないかもしれません。
とはいえ、サリド選手も体重超過によって王座を剥奪されていますし、変則ルールで試合が行われているわけですから、両者が承認した上で試合が行われていることになります。
ロマチェンコ選手にとっては納得のいかない負けとなってしまいましたが、サリド選手の方が一枚上手だったということでしょうか。
私は、以下のダイジェストしか見れてないのですが、後半は明らかにサリド打たれてますよね…。
サリドとは?経歴まとめ
ところで、サリド選手がどんなボクサーか知らない人も多いかと思うので、プロフィールなどを見てみましょう。
オルランド・サリド
通称:Siri
階級:スーパーフェザー級
年齢:1980年11月16日生まれの37歳
身長:168cm
リーチ:170cm
出身:メキシコ・ソノラ州シウダ・オブレゴン
スタイル:オーソドックス
戦績:63戦44勝31KO14敗4分け1無効試合
サリド選手はメキシコ出身のボクサーで、現在37歳です。
プロ戦績は44勝14敗4分けと、まずまずな印象です。
ちなみに、無効試合が1試合ありますが、これは2006年11月にIBF世界フェザー級王者のゲレーロ選手に挑戦した際、試合後のドーピング検査で陽性反応が出たためのようです。
獲得王座はIBF世界フェザー級王座、WBO世界フェザー級王座、WBO世界スーパーフェザー級王座。2階級制覇を達成しています。
ちなみに、ロマチェンコ選手との対戦の前にも体重超過で王座を剥奪されたことがあるようです。
先日のネリの一件もあり、メキシコ人ボクサーは自己管理が甘いのかなと思ってしまいますが、その辺どうなんでしょうね。
そして、2017年12月にミゲル・ローマン戦で敗れたサリド選手は現役引退を表明しましたが、数日後引退を撤回。
今年スーパーフェザー級かライト級での再起を目指すとのことです。
サリド戦海外の反応
出典:https://www.youtube.com/watch?v=3eGX7MqpzSQ
サリド戦の海外の反応をまとめてみました。
まとめ
ロマチェンコ選手のサリド戦の負けはおかしいかについてまとめてみました!
たしかに、体重超過やラフプレーが多く、決して正々堂々戦ったとは言い難い内容での敗北でしたね。
現在復帰に向けてトレーニングをしているサリド選手ですが、ロマチェンコ選手と再戦を行うことはあるのでしょうか?
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