総人口の4人に1人が高齢者である現在、高齢者運転の事故が後を絶ちません。
免許返納をする方も少しずつ増えてはいるようですが、75歳以上の免許所有者数は増え続けています。
そんな中、高齢者運転の事故を防ぐためにはマニュアル車がいいのではないかという意見があるようです。
今回は高齢者運転はマニュアル車で事故が防げるという意見を調べてみました。
【踏み間違え事故 車にも原因?】https://t.co/e6wt0YwIE6
ブレーキとアクセルを踏み間違える事故は高齢者だけでなく、免許取り立ての若い人にも多く見られる。「高齢者が間違えやすいシステムは若い人も使いにくいはず」と車への対策を指摘する専門家もいる。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 27, 2019
高齢者運転の事故でよく聞くのが、アクセルとブレーキの踏み間違えですね。
実際にコンビニなどに突っ込んでいるような車は、アクセルとブレーキを踏み間違えたと報道されることが多い気がします。
自動車保険会社のアクサダイレクトでも、高齢者運転のアクセルの踏み間違いに注意を呼びかけています。
高齢者運転に多いアクセルとブレーキの踏み間違えは、マニュアル車にすることで防ぐことが出来るのでしょうか?
マニュアル車の場合、駐車場などの低速走行時は半クラにしています。
もしこの状態でアクセルとブレーキを踏み間違えても、マニュアル車ならクラッチとアクセルを踏んでいることになりますので空ぶかしになるだけです。
駐車時にアクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニに突っ込むような事故は防げそうですね。
また、マニュアル車はオートマ車より操作が難しいため運転に集中します。
よって脇見運転などのリスクも減らせるのではないかというのが、高齢者にマニュアル車を進める方の意見のようです。
一方で、高齢者には半クラが困難になってくる可能性があります。
踏み間違えの事故は減らせても、渋滞時や坂道発進でエンストを起こして追突することがあるのではないかという厳しい意見もあるようです。
高齢者運転の事故はマニュアル車なら防げると一概には言えなさそうですね。
高齢者運転の事故の原因は?
警視庁のデータによると、高齢者運転の事故の違反別に見た発生状況では
ハンドルやブレーキの操作不適によるものは、なんと全体の7.1%ほどだそうです。
人的要因別に見ても、操作上の誤りは僅か7.9%です。
では、高齢者運転の事故での人的要因の1位はなんでしょう。
それは脇見や考え事をしていたことによる、発見の遅れです。
その割合は81.5%と、かなり多いことがわかりますね。
若い人でも、発見が遅れてヒヤッとすることがあるでしょう。
しかし反応速度が速いので、事故を起こさずに済むことも多いのです。
高齢になってくると、自分が思っているよりも反応が鈍っています。
若い頃よりも、運転に集中することが必要になってきますね。
ネットの評判
出典:twitter
まとめ
高齢者運転の事故のうち、アクセルとブレーキの踏み間違えに関してはマニュアル車である程度防ぐことができそうです。
高齢者は若い頃に比べて、注意力や判断力が低下していたり反応速度が遅くなっていますので、自分の能力を過信しないことが何よりの事故対策になるでしょう。
警視庁は高齢運転者に対して、安全運転サポート車の普及を呼びかけています。
安全運転サポート車の普及で、高齢者運転による痛ましい事故が減っていくといいですね。
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