ニュースで相次ぐ高齢者運転による痛ましい事故。
なんだか他人事のように思えてしまいますが、本当はいつ自分や自分の大切な人が被害者や加害者になるかわからない身近な問題ですよね。
でもいざ高齢者運転をやめさせたいと思って説得をしようとしても、なかなか難しいのが現状です。
せめて自分の家族には高齢者運転をやめさせたい、そのためにしてあげられる良い説得方法とはどのような方法なのかということについて考えてみました!
高齢者運転をやめさせたい。何と説得するべき?
高齢者運転、7つの掟……「逆キツネポーズ」ができない人は要注意 | 特集・ワイド #高齢ドライバー #週刊文春 https://t.co/u8Pz2KgFYl
— 週刊文春 (@shukan_bunshun) 2019年6月5日
高齢者の祖父・祖母や親に、事故を起こす前になんとか車の運転をやめさせたいと悩む方も多いはず。
頻発する事故を目の当たりにすると、何と説得しようかと気ばかりが焦ってしまいますよね。
そんな中、高齢者の運転免許保有者は増加傾向にあるという驚きのデータが。
・全ての年の運転免許保有者数→約8.221万人(前年に比べて約6万人増加)
・75歳以上の運転免許保有者数→約513万人 (前年に比べて約35万人増加)
なぜ高齢者だけが大幅に増えるのか疑問でしたが、よく考えれば前年まで74歳で免許証を持っていた方たちが75歳になっても、
返納する率が低ければその分75歳以上の保有者として増えますね。
「事故を起こしたらこわいからもう運転をやめて」という言葉は、実際にその気持ちが真実だったとしても、
捉えられ方次第で相手を傷つけてしまう危険な言葉のような気がします。
今まで家族のために頑張ってきて、いざ自由な時間をという時に、自由のひとつを取り上げられてしまうような気持ちになるのかもしれません。
そこで、今まで持っていたものを取り上げてしまうような方法ではなく、こんなこともあるんだよ~という提案スタイルの説得方法を少し考えてみました。
運転をやめてもらう一番の近道の運転免許証の返納ですが、多くの方は返納するにあたってこんな不安が。
「免許証を返納してしまうと、免許証がなくなってしまい寂しい・もう取得することが出来ない・身分証明書がなくなってしまう」
そんな時は…
「免許証を返納すると運転経歴証明書が発行されるので、それを公的な身分証として生涯有効に活用出来るよ!」ということを伝えてあげましょう!
その運転経歴証明書、運転免許証では受けられない各自治体や企業による様々な「特典」が受けられるのです。
代表的な例として、バスなどの公共機関やタクシーの割引・バス乗車券やタクシー券の配布です。
ある自治体では、月に一万円分の乗車券や乗車半額券などがもらえるそうなので、そのまま免許証として持つよりも助かることが多いかもしれません。
実際に駐車場代や自動車税やガソリン代などの手間とお金を考えれば、きっと悪い気はしないはずです。
自分で運転をする必要がなく安全でお得に移動手段を確保することが出来たら、こんなにいいことはありませんよね。
お住まいの市町村で受けられる特典は変わってきますので、事前に調べて説得・相談をするという形が良い方法かもしれませんね!
高齢者と若者の発生事故の違いは?
事故を起こしているのはもちろん高齢者の方だけではなく、統計では20代が一番多いというデータもあります。
まず高齢者の事故原因を多い順に並べてみますと
①ハンドル等の操作不適
②内在的前方不注意
③安全不確認
次に若者の事故原因を多い順に並べてみますと
①内在的前方不注意
②安全不確認
③ハンドル等の操作不適
と、まったく異なることがよくわかりますね。
高齢者で最も多いハンドル等の操作不適のなかの「ブレーキとアクセルの踏み間違い」の発生率は、パーセンテージだと若者層の約8倍にも上るそう。
年齢に限らずきちんと安全確認をして事故防止を心掛ける気持ちを持っていても、「つい」や「うっかり」という危険とは
常に隣り合わせなのだという認識をあらためて、気を引き締めたいですね!
【免許返納】高齢者の「運転卒業式」30人に証書授与 大田区https://t.co/wzRblGYRKE
都内では先月だけで5759人が運転免許を自主返納していて、前の年の同じ月に比べて1.6倍に増えているという。 pic.twitter.com/QkHObwyxRQ
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年6月8日
ネットの声まとめ
出典:twitter
まとめ
誰にでも起こりうる自動車事故は、周りの人たちの意識の変化で少しでも減らすことが出来るかもしれません。
お互いが相手の立場になって理解し提案していくことで、みんなが納得できる楽しい毎日を過ごせたらしあわせですよね~!
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