北海道地震による電力不足を受け、計画停電の実施が検討されていることが発表されました。
東日本大震災の時も計画停電が実施されていましたが、計画停電は意味があるのでしょうか?
計画停電のメリット・デメリットから今回実行される理由を探っていきたいと思います!
計画停電は意味があるのか?批判の中実行する理由
北海道の電力不足解消のため実施が検討されている計画停電。
政府の発表では週明け10日にも実施に踏み切る可能性があるとのことです。
平日は工場や企業が本格的に動き電力が不足する可能性があるためですね。
事前に地域と時間(今回は1回2時間ほどを想定)を決めて行うものですが、計画停電は意味があるのでしょうか?
計画停電は被災企業や家庭への負担が大きく、実施に対しては批判が集まっています。
また、東日本大震災の時の計画停電も間違いだったと思いこんでいる人も多く、今回の計画停電はあまり良く思われていないようです。
そんな中計画停電を実施する理由、それは北海道最大の火力発電所、苫東厚真発電所の再稼働にはまだ時間がかかるためのようです。
本州からの電力供給や道内企業からの電力買取などにより7日には直近のピーク時電力の8割超に当たる320万キロワットの供給力を確保しましたが、需給の心配がなくなる完全復旧に至るには上記発電所の復旧が不可欠です。
しかし計画停電はいわば「劇薬」とも言える対策で、綱渡りの電力供給から脱却するには復旧地域での積極的節電が必要となってきます。
今回の計画停電には、道民の危機感を高め節電を促す狙いもあるのではと見られています。
計画停電のメリットとデメリットをまとめてみた
では、計画停電にはどんなメリットやデメリットがあるでしょうか?
考え付くものを見ていきましょう。
メリット
・電力重要過多による大規模停電の防止
デメリット
・経済、日常生活への悪影響
・犯罪増加の可能性
いかがでしょうか?
計画停電をするメリットは大規模停電を防止する、この一言に尽きます。
計画停電を実施するメリットでありコンセプトでもありますね。
一方でメリットとしては、工場や交通機関の停止による経済、日常生活への悪影響、防犯機器の停止による空き巣などの犯罪増加の懸念です。
電車が止まることで不便になるのはもちろん、防犯カメラなどもすべて止まってしまうので犯罪のリスクが高くなります。
メリットよりデメリットが多いですが、停電して便利になるわけがないのである意味当然のことではあります。
政府もできれば計画停電は実施したくないと考えていますし、計画停電を防ぐにはやはり復旧地域の節電の努力が必要です。
早く元通りの生活に戻りたいところではありますが、自らの首を絞めることになる電気の使いすぎはしばらくは避けていきましょう。
計画停電のネットの反応
出典:twitter
計画停電に対するネットの反応をまとめてみました。
まとめ
計画停電は意味があるのか、メリットデメリットについてまとめてみました!
大規模停電を回避するための計画停電ですが、やはりデメリットの方が大きくその場凌ぎ的な対策となってしまいます。
計画停電回避のためにも復旧地域の皆さんは積極的節電をしていきましょう。
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