韓国への制裁をきっかけにまたもや揺らぐ日韓の関係。
韓国側には経済的に打撃があるとして大きな反発運動が起きていますが、このことで日本側にデメリットはないのかと少し心配な気も。
そこで韓国への制裁で日本にはデメリットはないのかということと、ヒートアップする韓国のアンチ日本運動についてまとめてみました。
韓国への制裁で日本にデメリットはないの?
麻生財務相が韓国へ「報復措置」明言! 10の制裁案 https://t.co/mQl6fqCccT
— マルク (@key_sey) 2019年7月5日
今回日本が韓国に、特別優遇措置の解除という名の制裁をおこないましたが、その内容を簡単におさらいします。
スマホやテレビなどの液晶部分や半導体をつくるうえで欠かせない
①フッ化ポリイミド②レジスト③エッチングガス
の3つのフッ素製品を、日本から韓国へ輸出規制をするといった内容です。
今まで韓国は日本からの輸出優遇措置を認められた「ホワイト国(アメリカ、ドイツ、イギリスなど27か国)」という位置付けでしたが、
この3つのフッ素製品が軍事利用されている可能性があるとして、韓国をホワイト国から除外したことで今回の優遇措置の解除につながったわけです。
日本政府は明言はしていませんが「輸出管理に不適切事項があった」と発表をしていることから、
韓国から北朝鮮への軍事転用があったのではないかという話が連日ニュースでも報じられていますね。
そんなかたちで日韓のみならず世界的にも騒動になっているわけですが、韓国への制裁で日本にどんなデメリットがあるのかも気になるところ。
まず1つめのデメリットとして挙げられるのは、日本の関連企業の売上の減少です。
韓国への輸出額が多ければ多いほど、シェア率が高ければ高いほど被る打撃も大きいですよね。
実際に日本政府の規制ともとれる優遇措置解除の決定を受けて、日本の関連企業から懸念の声があがっているそうです。
そして2つめのデメリットは、直接輸出をするという関連企業以外の、家電、電子機器、部品などを下請けしている会社にも大きな影響を与える可能性です。
スマホや半導体製造でトップシェアを誇る韓国のサムスンなどの親会社が打撃を受けるということと、さらに日本の親企業の輸出額が減るということは、その関連会社の中小企業にも影響があるということですね。
そして3つめのデメリットは日本が世界から受ける批判、非難です。
先ほどお話したサムスンやSKハイニクスなどの韓国の企業が影響を受けるということは
そこから仕事を得ている日本の会社のみならず世界中の家電、電子メーカーにも混乱をもたらすということ。
そのきっかけをつくったのは日本だとして、世界中の関連会社から非難を浴びる本末転倒な結果にさえなってしまう可能性が。
さらに4つめのデメリットが、制裁に踏み切ったきっかけがタイミング的に事実上の徴用工問題への制裁なのではという報道もされていることから、人権問題を経済的報復によって制圧しようとしたとして、国際社会から反発を受ける可能性も考えられなくはありません。
他の国もこの分野に関しては日本からの輸入に頼っている部分もあるため、もし日本と揉めたらこの分野ではこんなに立場が弱くなるのか…
ということに気付き、自分の国が韓国のように損失を受けることになる前に今回の日本のやりかたを批判しておこうという
自国のために韓国をフォローするという動きにでる可能性もありますよね。
国と国の問題というだけではなく、そこに関係して生活している様々な立場の人がいるということを考えさせられますね。
韓国で実際に行われている驚きのアンチ日本運動とは?
制裁ともとれる優遇解除報道がされてから、韓国では日本の製品を買うのをやめようという「日本製品不買運動」が活発化していますね。
スーパーや小売店から日本製の洋服や電化製品、ビールや食料品などが次々と撤去されている様子を連日ニュースで見かけます。
大統領府も積極的にアピールしているというから、もはや国全体でおこなっているという印象さえ受けます。
しかしそれだけではなく、韓国の教育庁(日本の教育委員会に相当する機関)が2,300校以上の小・中・高にたいして
日本由来の言葉を「清算」対象として位置づけたというからまた驚き。
日本統治時代から韓国に伝わったとされる言葉は
・修学旅行・教育・学校・教師・担任・数学・教科書・算数・音楽・美術・班長などたくさんあるそうです。
実際日常会話につかう言葉も多いので、すべて排除するのは不可能に近いでしょうね。。
これらを日本由来の言葉としているそうですが、教育に関することばが多いのにはきちんとした理由が。
昔朝鮮には儒教を学ぶ「書堂」と呼ばれるものが子供への教育だったそうですが、日本が統治していた時代にみんなが教育を受けられる
国民学校を整備したことで、いまの韓国の学校教育に繋がったのだそうです。
この日本に整備されたということが韓国感情としてやや好ましくない事実は、やはりあまり韓国では知られていないそうです。
なので韓国の方のほとんどはそれらの言葉は中国からはいってきた言葉だと思っていることが多いそう。
または日本に統治されていた苦しみの時代に入ってきた言葉として認識する人も多いと思われることから、またもやいらぬ排除運動に発展してしまいませんように…
日本も戦時中は英語由来のカタカナ語を禁止したそうですが、今もアメリカの敵性語なので使うのをやめようなんて言っている人は見かけたことがないですね。
安倍首相、対韓輸出管理体制見直しの正当性主張https://t.co/11xpKT7cVA
→「韓国はちゃんと制裁を守っている、ちゃんと貿易管理をしていると言っているが、徴用工問題で国際約束を守らないことが明確になった。貿易管理でも守れないだろうと思うのは当然だ」
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年7月7日
ネットの声まとめ
出典:twitter
まとめ
簡単にはいかない国と国との関係。
たくさんの人たちの関係で成り立っているこの世界は、いつどんなことがキッカケで崩れてしまうのかわからないものですね…
明日は我が身とならないように、みなさん平和にいきたいですね。
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