金足農業に寄付する方法と、その経緯についてシェアしていきます。
第100回全国高等学校野球選手権大会も残すところ、決勝の1試合のみとなりました。
今年の決勝は、今までと違う盛り上がりを見せています。
史上初、2度目の春夏連覇に挑む、大阪桐蔭。しかしこの偉業すら霞んでしまうのが、対戦する金足農業農業の決勝進出です。
金足農業に寄付する方法は?
今や甲子園から全国に広がっている、「金農旋風」は寄付の集金にも大きな効果を発揮しています。
ここまで勝ち進むことを予想していなかった金足農業は、準決勝当日の20日、高校の入口に寄付金を受け付ける箱を設置しました。
もちろん、最初から寄付金を集めていなかったわけではない。農協に専用口座を設け、OBや保護者から寄付金を募っていました。
ただ、金足農業の快進撃に秋田県民、農業関係者から寄付の申し出が増え始め、準決勝当日には募金箱を設置するまでになったのです。
寄付する方法は上記の通り、農協と秋田銀行、北都銀行の3つの金融機関に設けられた専用口座から入金できます。
秋田銀行追分支店は以下
普通口座「1044052」名義は「金農甲子園出場支援協議会会長 佐々木 吉秋」
問い合わせはTEL018・873・3311
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00000220-sph-base
なぜ寄付金?金足の厳しい現実とは?
多額な費用を賄う寄付金
東北、秋田県勢としては、第1回以来、104年ぶりの決勝進出。地元、秋田県では県内のマスコミをはじめ、多くの県民が喜びの声を上げています。
高校野球というのは、勝ち進めば進むほど費用の掛かるスポーツです。
その大半は、ホテルの宿泊費と、応援団のバス代。毎日試合が無いので、応援団は試合当日、もしくは前日の朝からバスで甲子園まで行くので、その度にバスをチャーターする費用が発生します。
例えば、兵庫県、もしくは近県の高校なら、出発は試合当日の朝。日帰りなので、費用もそこまで高くはありません。
しかし、金足農業は秋田にあります。
応援団や応援に行く地元住民の費用はもちろん、監督と選手の滞在費なども必要になる。そこで必要となるのが卒業生や、地元住民などからの寄付金です。
金足農業に寄付殺到!ネットの反応
金足農業の快進撃はネットでもお祭り騒ぎで、特に秋田朝日放送のツイッターが暴走したのは有名です。
では寄付についての反応はどうなんでしょうか?
白河の関とは?
東北、秋田の金足農業が決勝に進出し、注目されている、ある言葉があります。
それは「白河の関」です。
今朝も福島の河北新報では、社説で白河の関を取り上げていました。
東北高校がダルビッシュを擁して決勝に進んだ時、光星学院が3季連続で決勝進出した時もこの言葉が取り上げられました。
白河の関とは平安中期ごろまで、現在の福島県白河市に設置されていたとされる関所である。それになぞらえて当初は、北海道、東北の高校が優勝をすることを「白河の関を越える」と表現しました。
その後、北海道の駒大苫小牧が夏の大会を制したことで、一度は「白河の関を越えた」とされましたが、「駒大苫小牧は飛行機で帰り、福島上空を飛んでいない」や「陸路で白河を通らないと、白河の関を越えたとは言えない」という意見が出てきました。このため、東北勢が決勝に進むと「白河の関」が取り上げられ、駒大苫小牧の優勝は「津軽海峡越え」と言われています。
現在、白河の関があった場所には白河神社が建立されており、東北の高校が甲子園の出場を決めると「通行手形」が各校の送られるそうです。
もちろん、深紅の大優勝旗も通行手形としては充分でしょう。粋な計らいをされる宮司さんも、ソワソワしながら待っているのではないでしょうか?
まとめ
秋田県内はお祭り騒ぎ。「金足農業狂騒曲」と言ってもいいような盛り上がりを見せていますが、最後に戦うのは現在、最強の大阪桐蔭です。
昨日も書きましたが、根尾選手と藤原選手を擁して、圧倒的な打撃力で勝ち上がってきました。金足農業のエース、吉田選手がどこまでこの強力打線を抑えれるかが東北初の優勝につながりますが。
野球というのは実力や経験だけで、勝負が決まるものではありません。時に、その場の雰囲気が大きく左右する場合もあります。金足農業の快進撃は、今では日本中に応援する気持ちが広がっているような気がします。
東北勢悲願の初優勝は、今度こそ叶うのでしょうか?その答えは、まだ誰も分かりません。
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