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インドネシア高速鉄道の2018年4月最新情報!来月本格建設開始?

インドネシアのリニ・スマルノ国有企業大臣は、ジャカルタ-バンドン高速鉄道は数年遅れの来月5月から本格建設が始まると確約したというのが、最新情報です。
これまで、何度も延期されてきた中国受注のインドネシア高速鉄道建設開始は、今度こそ本当なのでしょうか?

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中国受注のインドネシア高速鉄道の最新情報

インドネシアのリニ・スマルノ国有企業大臣は、中国が受注したジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道は、
予定より数年遅れの来月5月から建設が始まると述べました。さらに、21の場所では、4月に前倒しして建設を
スタートしたいと述べ、土地取得が5月下旬には完了することを希望しているとしました。

これは、北京で行われた建設主体である合弁企業PT Kereta Cepat Indonesia China(KCIC)の
親会社中国鉄道公社(CRC)の開発担当者との会談後、述べたものです。
(以上The Jakarta Post 2018/4/5参照)

しかし、本当に5月に建設は始まるのでしょうか?

昨年10月には、インドネシアのエンガルティアスト・ルキタ商業相が、
首都ジャカルタと第2の都市バンドンを結ぶ高速鉄道の建設が来年初めにキックオフを目指していると語った。
「問題はすでに解決されていると私は信じている」と語った。「建設は来年初めに始まる」と
同プロジェクトに沿った土地の取得が終わりに近づいていることを示唆した。

しかし、今年1月には、ジャカルタ郵政公社がこのプロジェクトを「停滞している」と指摘し、
海事問題コーディネーターがジャカルタとバンドンの間に本当に高速鉄道システムが必要かどうかの検討を行うと発表した。

3月には、国土庁と農村計画局の政府機関がこのプロジェクトのために1,800以上の土地の取得が必要であったため、
プロジェクトの土地利用許可が遅れていたと表明していた。

では、これまでのプロジェクトの経過はどうだったのでしょう。

高速鉄道プロジェクトのこれまで

2015年9月 インドネシアは日中が競合していた高速鉄道計画(首都ジャカルタ-第2の都市バンドン)の撤回を発表し、入札を白紙とした。
2015年9月 政府の財政支出や債務保証を必要としない中国案の採用を発表した(2015年に着工し、2019年に開業する計画)。
2016年1月 バンドンでジョコ大統領が出席のもと、起工式が大々的に実施された。
2016年2月 主要欧米各紙が「中国の55億ドルの高速鉄道計画が停滞」と報道し、中国側からの書類提出が完了していないため、
審査が進んでおらず、また、中国側はインドネシア政府に当初の条件とは異なり、
事業への政府保証がなければ資金を出さない土地収用が完全に終わらなければ資金提供しないという条件も突き付けているともいわれていた。
2016年8月 必要な建設許可証を政府が発行する予定となった。
2016年11月 「ジャカルタバンドン高速鉄道中国の融資を得る」と報じられたが、
必要な土地の82%が取得されたものの、100%土地が取得された後にのみ銀行の資金調達が可能となるということで、結局延期となった。
2017年4月 中国インドネシア高速鉄道共同事業体 と7企業からなる
高速鉄道建築請負共同事業体間で47億USドルのエンジニアリング、調達、建設(EPC)契約が締結された。
2017年5月 中国側が融資の条件とした土地収用完了にメドが立ったため、
月内にも本格的に建設が始まる見通しとなったと発表された。
2017年10月 エンガルティアスト・ルキタ商業相が、高速鉄道の建設が来年初めにキックオフを目指していると、インタビューに答えた。

この時、見通しが出てきたのは、ジョコ大統領は北京での「一帯一路協力サミット」に参加に合わせて、資金調達で合意するため、
ジョコ政権が建設用地の強制収用に着手し、中国開発銀行が融資の条件とした土地収用完了にメドが立ったことになっていた。

今回で、何度目の本格建設開始の発表でしょうか?2019年開業の目標は変えないままで、着工が2年以上遅れています。

この問題を巡っては、インドネシア・西ジャワ州バンドン市のリドワン・カミル市長が、
完成が当初予定の2019年から20年にずれ込むとの見通しを明らかにしたり、
この高速鉄道計画が「世にも無様な有り様」を呈して現地高官が激怒し、中国側が叱責されたとの話も伝わっています。

次にネットのこの鉄道計画についての評価を見てみましょう。

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中国の高速鉄道建設に関するネットの評価


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日本の漫画家の風刺画が批判を受けるなど、あちこちに飛び火しています。
あまり他人事と見ていると、最近の新幹線の亀裂の問題など、痛い目に合うとこもありますので、そこは良く考えましょう。

まとめ

客観的に見て、2019年開業は絶望的という状況で、同年の大統領選挙までに完成させたいジョコ大統領は焦っていると思われます。

前回の大統領選で国民の日常生活の向上や規制緩和、汚職撲滅による事業環境の改善を公約に掲げ、
インフラ整備に重点的に取り組んできたため、目玉となる高速鉄道が完成しないのは相当な痛手となると思われます。

このままずるずる行くのでしょうか?
日本としても、折角ですから、この事例から鉄道建設の困難な点を十分学んでおく必要があるのではと思います。

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