フランスのストライキが暴徒化したということで話題になっています。
パリを中心に呼ぼかけられたデモが10万人ほど集まり、シャンゼリゼ通りで車両に火をつけたり、バリケードを築いたりして
大変な状況になっており40人以上ほど負傷者が出たのだとか。身柄拘束は130人以上。
全土では28万人という情報も。(数字が報道機関によって違う。日付によって違う可能性)
日本でストライキってあまりないけれど、フランスは常時あるので、感覚は違うでしょうけれど
国民の反感がかなり強いのが分かりますね。
ここまで国民が怒っている理由についても見ていきましょう。
フランスのストライキ暴徒化の理由は?
フランスのストライキが暴徒化してパリでは火があがっています。
土曜日、フランスの「黄色の乱」、パリの中心地で暴動に。
労働組合も動き、「製油所をストライキせよ」の司令が発せられる。
スペインでは女性による大規模デモ、今日、日曜日、欧州は荒れそうだ。#YellowVests #GiletsJaunes #ChampsElysees #ÖnceMilletÖnceMemleketpic.twitter.com/GxFgPJxM9i— kita (@kitakazuo) November 24, 2018
日本ではストライキは滅多にないので、大変だ!という感じですが
フランスはかなりストライキが多い国です。
観光に行ったら当たり前にストライキしていて、特に春から鉄道関係でもストライキが多くて
計画的に土日に本数減らしたり、ストライキ=当たり前、みたいな感覚の国であります。
どこでも国民性が違うように、フランスはストライキで一般国民が政治に訴えかけている感じです。
関係ないかもしれませんが、大阪万博に決まる過程でフランスが辞退した経緯があります。
それは「納税者に負担が来る可能性を否定できないから」ということで、日本の有識者の中には
「フランスの判断は正しい!日本も見習え!」ということをいう人もいます。
メリットもデメリットも発生するでしょうけれど、経済後退国がやるべきじゃない!ということはなんとなく納得いくものであります。
さて、今回のストライキの暴徒化はひとえに「燃料税の引き上げ」に対する国民の反発のようです。
・政府は11月14日、地球温暖化対策の一環である燃料課税引き上げを撤回しない考えを表明
・政府はその代替案として、古い車の買い替えへの補助拡大などの対策を発表
・しかし。国民の不満は消えなかった
・マクロン大統領は低所得層に無理解だ!と批判
それだけ、フランス国民の暮らしも限界にきているのがうかがえますね。
これだけの行動をするだけの怒りが溜まっている、というのがすごく分かります。
国民性にもよるのかもしれないですが、最近の先進国はけっこう資本主義の限界に来ていますよね…。
ネットの反応
あのジレジョーヌは車に搭載義務があるものなんだ…。だからあれだけの人が着れるんだと納得。暴徒化は危険だけど、フランスは、デモとストライキの国だよな…。
— マキマキ (@renrenF1) November 24, 2018
フランスで燃料税引き上げに11万人が抗議デモ 暴動で警官隊と衝突~ネット「日本人も消費税増税に怒れよ!」 https://t.co/6ecH7daqSg
— アノニマス ポスト (@anonymous201504) November 25, 2018
出典:twitter
フランスストライキまとめ
日本でも、消費税増税や移民など変化が激しく未来が心配であります。
普通に税金払っている身としても、また税金が、また税金が、とどんどんとられる感覚であります。
世間的にも節税が嫌われ、脱税したものは悪魔のように扱われますが、
税金をとる人は正義のままのイメージが変わらなくなんとなく矛盾があるように思えます。
フランス国民の限界の怒りを感じる事件であります。
世界でも増えそうなのが怖いです。
ゆでガエルの日本人は度重なる政府による虐待で感覚がマヒしていて、フランス人の行動が理解できないのでしょう。
消費税が100%になっても怠惰な日本人は抵抗せずただ死を選ぶだけです。